接客スキルを上げる4つの要素とは?販売指導に役立つポイントまとめ
売り込みや根性では、もうモノは売れない!指導法を間違うとスタッフは育たず、お客は離れていきます。
従業員の接客スキルが高いとお客様は遠くからでも高くても来てくれます。
しかし、逆だとお客様の足は遠のき、従業員も一向に育ちません。
この差は企業にとっては致命傷になるため、早急な処置が必要となります。
接客スキルの向上がもたらすメリット
まず、従業員の接客スキルが向上すると以下のメリットがあります。
1)状況如何にかかわらず来店者が後を絶たない
2)安売りする必要がなくなる
3)リピート率が向上する
4)口コミによる紹介が増える
5)ブランドイメージが向上する
6)他社が真似ができない差別化・独自化につながる
人は人からしか影響を受けません。
よって、自然と好きな人や気持ちのいい空間(場所)を求めます。
これは社会情勢や距離に関わらず変わりません。
いや、より顕著になります。
また、人柄がモノを買う時の判断基準や価値となるため、それは価格よりも優先されます。
ですから、安売りする必要がありません。
また、人一人ひとりの個性は唯一無二のものです。
それは真似できるものではありません。代わりはいないのです。
ですから、各従業員がそれぞれ独自の個性を発揮して接客スキルを向上させることができれば、企業のブランドイメージは上がり、他者と完全な差別化を図ることができます。
これからわかるように、今後社会情勢において接客スキルはますます企業発展の重要な要素となり、着手が遅れている企業は今以上にどんどん差が開いていくことでしょう。
接客スキルを上げるために不可欠な4つの要素
では、接客スキルを上げるにはどういった指導が必要なのでしょうか?
まず、指導時に着目する点として以下の4つのポイントがあります。
1)自己プロデュース力
2)コミュニケーション力
3)商品プロモーション力
4)メンタルマネジメント
自分をいかに見せるかという「自己プロデュース力」が低いとお客様はその人から接客を受けていても説明は聞いていません。
聞いているふりをしているだけで、実は別のことを考えているか、断る理由を探しています。
また、「コミュニケーション力」が低いとお客様は心を開くことがないため、本音を従業員の前で言うことはありません。同時に共感することも信頼されることもありません。
「自己プロデュース力」や「コミュニケーション力」が高くても「商品プロデュース力」が低いとお客様を迷わせる原因となり、購買決断を損ないます。クロージングが上手くできない要因にもなります。
そして、それらが全てできていても高いモノを薦めるのに抵抗があったり、接客自体に遠慮があったり、自己肯定感(自分は高く評価されて当然だと言う気持ち)が低いとその人は本来持っている力をいつまでも発揮することはできません。
このように単に接客と言ってもいろんな要素を含んでいるのがおわかりいただけると思います。
安直に「トークが上手くなれば売上は上がる」と言った簡単なものではないということです。
接客スキルの向上が店舗改善に与える影響
以上からわかるように、自己流の偏った指導や単なるノルマによる強要では接客販売力を上げることはできません。
しっかりとした基盤となる指導法が必要です。
私が知る限り、売りたくない販売員は一人もいません。
ただ、売りたくても、売れる方法がわからず悩んでいる人は山ほどいます。
適切な指導法がない企業は、有能な人材が育つことなく、離職者が後を立ちません。
結果的に採用費、教育費が無駄になるだけでなく、企業イメージも悪くしていきます。
企業にとって非常に比重の重い人件費。
重いには重いなりの理由があります。
それは、人の成長が企業の最大の武器(力)になるからです。
これを最大限に活かして費用対効果以上のものを得るのか、はたまた経営不振の原因にするのか・・・
これは繁盛店への大きな分かれ道と言えるでしょう。
是非、貴社は従業員の接客スキルを向上させてイキイキと働く職場を築き上げてください。
全力でサポート致します。
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