繁盛店へのチェックポイント|ショップの繁栄に不可欠な4つの要素
見落としてはいけないショップ改善ポイントとは?
一言でショップの改善と言っても、改善する点は無数にあります。
ただ、大きく分けると実は4つのカテゴリーに分けられます。
では、まずその4つのカテゴリーを順番に説明していこうと思います。
ショップ改善に不可欠な4つのカテゴリーとは?
「業績を上げたい!」
「繁盛店にしたい!」
「販売力を強化したい!」・・・
こういった要請で研修やコンサルティングの依頼を受けるのですが、実際どの部分に問題があるのかが漠然としていたり、見当違いだったりすることは少なくありません。
まず、大きく分けてショップを改善するには4つのカテゴリーがあります。
それは以下の通りです。
①マーケティング部門
②組織環境・チームマネジメント部門
③メンタルマネジメント部門
④販売スキル部門
個人店や個人のECサイト販売の場合は②は除外されることはありますが、それ以外で上手く業績が上がらない時は、この4つのカテゴリーのどこかに問題があります。
それがしっかり見極められないと改善にはつながりません。
あなたのお店は大丈夫?各カテゴリーが引き起こす問題
まず、企業コンセプトやブランディング、集客・リピートの仕組みなどマーケティング部門が不明確だと会社の方向性やターゲットもぼやけてしまう為、従業員の取り組みや集客に大きく影響します。
この点がブレていると、宣伝広告費を無駄に垂れ流す原因となり、従業員がどれだけ努力してもなかなか良い結果を得ることはできません。
次に、社内環境やチームのマネジメントに問題があると従業員の力は発揮できません。
管理職の管理体制や指導力が曖昧であったり、派閥などによる足かせがあるとチーム内に溝が深まり、本来持つ力は半減してしまいます。
組織環境・チームマネジメント部門はひいては人間関係による問題になるため、改善が遅れると従業員の団結力や帰属意識は低下し、離職率は上がります。その為、放置していると人件費・教育管理費が悪戯にかさむことになります。
また、意外に見落としがちなポイントとして次のメンタルマネジメント部門があります。
これは非常に根深い問題点です。
例えば、従業員が高いものをお客に勧めるのに抵抗があったり、接客に恐怖心を覚えたり、店長が自分で立てた目標を達成できなかったり、やる気が続かない、また部下の指導に問題があるといった場合は往々にして各個人のメンタル(精神面)に問題があります。
こういった場合、永遠に目標を達成できないだけでなく、値上げや価格の高いものを扱うことも難しくなります。また、できないことは全て外部要因の責任にしたり、情報に振り回されがちです。
これらを解決するには、お金や成功に対する負の感情や人間関係に対する感情、過去のトラウマに着手する必要があります。
どれだけ販売スキルや知識を持っていても、これらが改善しなければ売上を上げることは難しいでしょう。
そして、最後に販売スキルの問題があります。
技術的に接客やコミュニケーション能力が乏しいと、せっかく来店されたお客様をみすみす逃してしまうことになります。
しかも、接客力が未熟だとお店(ブランド)自体の印象も悪くなるため、どれだけマーケティングが完璧でも業績に反映されず、致命傷となります。
逆に接客スキルが高いとお客様は遠くても、高くても、どんな時でもわざわざお店に足を運んで来てくれます。
これは後々、自分たちが考える以上に他と比べて大きな差となって現れるでしょう。
繁盛店は目に見えないところまで徹底されている
以上のことからわかる通り、たとえ販売スキルが高くても、メンタル面が不健全だと売上を上げることはできません。
また、メンタル面が健全で販売スキルが高くても、職場環境やチーム管理が悪ければ、個々のモチベーションは上がらず、力を引き出すことはできません。
そして、どれだけチームがまとまっていて、メンタル面や販売スキルが高くても、マーケティングが不十分なら業績を上げることは不可能ということになります。
全ては連動しているわけです。
だから、一部だけクローズアップして、本当に改善しなければいけないポイントを見抜けず、見当違いの部分をいくら強化しても良い結果は出ません。
儲けを出している繁盛店は、一見して目に見えないところまで緻密に徹底しています。
まさに、「繁盛店は1日にしてならず」です。
しかし、だからこそやりがいがあります。
あなたのお店もこれらが改善された時には簡単に他店には真似できない領域に入ります。
独自のノウハウが確立され、そこからは繁栄への道が開けます。
そして、模範店として同業者や社会からも羨望の眼差しで見られ、一気に注目を浴びることになるでしょう。
是非、ここを目指して取り組んでください。
貴社の繁栄を全力でバックアップ致します。